こんにちは、元OLのぴいすけ(@pskdesu)です。
この記事を読んでくださっているということは、あなたは研修やセミナーの講師を担当することになってしまったということですね!?
そう!不安でいっぱいのあなたも、ちょっとしたコツをつかめば講師なんて簡単なんです。
私は元の職場で、新人研修やシステムの操作研修、情報セキュリティに関する研修など、数多くの研修の講師を担当してきました。
そこでよく言われたのが、「すごくわかりやすかった!」「講師業が絶対に向いてる!」「なんであんなに講師がうまいの??」と称賛の声ばかり!
自分としては、講師が得意という意識が全くなかったので、最初は驚きました。
でも、考えてみてわかったんです。
私は、生まれつき講師に向いているわけではなく、事前準備や当日の意識が他の人よりちょっと丁寧なだけなんです!
ということで、みなさんに講師のちょっとしたコツをお教えしちゃいます!
研修の事前準備のコツ
持ち時間に合わせて構成を考えよう
おそらく講師を担当するということは、持ち時間が決まっていると思います。
1時間~2時間程度でしょうか。
場合によっては、15分とか、丸一日など、いろんなパターンがありますよね。
話したいことはたくさんあると思いますが、まずは持ち時間に合わせて、話す構成を考えましょう。
時間がなくなり、最後は駆け足で終わる研修って、結構多いんですよね。
想定内ならまだしも、最後に重要な説明をする予定だったのに省略なんてことになったら、お客さんはガッカリしちゃいます。
持ち時間内にすべてを終わらせるのが、講師の基本!
5~10分程度は余裕をもって終了し、質問タイムをたっぷり取れると尚良しです。
台本を作ろう
資料は作るけど、台本は作らない人っていますよね。
よっぽどしゃべりが得意だったり、講師に慣れている場合はOKですが、まだそんなに慣れていない人は、台本を作りましょう。
なぜかというと、台本があると緊張が少し緩むからです!
「資料を頭から説明していくだけだし、台本はいらないわ~」なんて余裕をぶちかましていても、当日はやはり緊張するものです。
「あれ?何説明しようと思ってたんだっけ?」「あああ、言葉が出てこない!」なんてことがないように、きちんと台本を用意しておきましょうね。
台本は、一度作れば、修正を加えていくだけで済むので、楽ですよ!
話す内容を箇条書きにする人もいると思いますが、私は話す通りに台本を作ります。
当日は結構アレンジしてしまいますが、台本になっていると安心です。
お客さん目線でリハーサルをしよう
必ず、事前に作った台本をきちんと読みながらリハーサルをしましょう。
ここで重要なのが、台本だけでなく、資料を手元に置いてリハーサルすることです。
お客さんは資料のどこを見ながら、どんなことを考えながら研修を受けるのか、イメージしながらリハーサルしましょう!
これをやることで、お客さんにとってわかりやすい構成・資料になっているかが見えてきます。
場合によっては、大幅に構成を入れ替えることもあります。
リハーサルをすることで、よりわかりやすい研修になっていきますよ!
研修当日のコツ
しゃべるスピードは、とにかくゆっくり丁寧を意識しよう
絶対に人は緊張すると早口になります。
なので、とにかくゆっくり丁寧に話すように意識しましょう。
手元のメモに「ゆっくり話す!」と注意書きをしておくのもいいですね。
一言話すごとに、意識的に間を作ろう
上でゆっくり丁寧に話そうと書きました。
もう一つ、ぜひ試みてほしいコツが、「一言話すごとに、間を作る」ということです。
ゆっくり話すのも大事ですが、ゆっくり止まることなくしゃべり続けても、お客さんはついてきてくれません。
一言話したら、少し間を作りましょう。
そうすることで、お客さんは、耳で聞いた言葉を脳で整理して飲み込んでくれます。
お客さんは、間を作ってあげないと、ひたすらインプットが続いてしまいます。
間を作らないと、お客さんは、脳内で整理する前に次の言葉が入ってきてしまい、脳内が大混乱になってしまうわけですね。
メモを取っているお客さんにとっては、メモを書く(アウトプット)時間が確保できます。
手を動かしている人(メモを取っている人)が多くみられるタイミングは、間を取る必須のタイミングです。
なかなか間を作るのが難しい場合は、
話に区切りがついたら、一旦一呼吸置くか、水を飲むのもよいでしょう。
台本から目を離そう
事前に台本を作ろうと書きましたが、絶対に台本を見たまま話をしてはいけません!
必ずお客さんの方に顔を向けて話しましょう。台本はチラチラっとみる感じです。
最初は、台本:お客さん=1:1 くらいを目指しましょう!
お客さんの表情を常にチェックしよう
これはとっても重要なコツです。
研修中は、常にお客さんの表情をチェックする必要があります。
表情からはいろんなことが読み取れるんですよ。
- 理解している ⇒ しっかり聞いている表情
- さっぱりわからない ⇒ ちょっと眉間にしわ
- 眠い ⇒ 目が開いていない
- つまらない ⇒ 時計をちらちら見る などなど
全体的に表情が暗くなってきたら危険信号です!
内容を理解できていないか、内容がつまらない可能性が高いので、いったん説明のペースを落とし、お客さんの状況把握に努めましょう。
内容を理解できていない場合は、理解していない部分を丁寧に説明し直したり、
内容がつまらない場合は、内容に沿った自分の体験談などを話して興味を持ってもらったりするとよいですよ!
台本通りである必要はありません。
臨機応変に、台本は変更しちゃいましょう。
冒頭にお客さんに質問をしよう
まず自己紹介などが終わったら、お客さんに簡単な質問をしましょう。
「〇〇について知っている方はどれくらいいらっしゃいますか?挙手してみてください!」
と全員に挙手を求める方法もありますが、私のおすすめは個人を指名する方法です。
「〇〇についてどう思いますか? 2列目の方いかがでしょう?」
といった風に指名します。
なぜ個人を指名するのを勧めるかというと、
「この講師、個人を指名してくるぞ!寝てられない!」
と緊張感を持たせることができるからです。
別の言い方をすると、居眠りする人が減ります(笑)
対話で緊張をほぐそう
冒頭に質問をしようと書きましたが、冒頭以外でもお客さんと対話をする時間を持ちましょう。
そうすることで、会場に一体感が生まれます。
すると、徐々にお互いの緊張もほぐれてくるはずです。
ひたすら一方的に話していると、お客さんが何を考えているのか伝わってこず、「もしかして、全然話が伝わっていないかも」「この講師つまんねーって思われてるかも」と不安ばかりが増大してしまいます。
お互いの緊張感をほぐすことで、有益な研修になりますよ!
笑顔を忘れずに
一番大事なのは、柔らかい表情で講師を務めることです。
決して、ひきつった笑顔にならないようにね!!
必ず、研修後に反省をしよう
可能ならアンケートを記入してもらおう
何事も、良くない部分は改善し、次につなげることが大切です。
可能であれば、研修やセミナーで、アンケートをお客さんに記入してもらい、研修の良かった点・悪かった点などを率直に書いてもらいましょう。
録音を聞こう
自分で振り返ることも大切です。
研修を録音し、聞いてみましょう。
チェックする点は、次のとおりです。
- 棒読みになっていないか
- イントネーションがおかしくないか
- おかしな口癖がないか
- 文末が不明確(〇〇だと思います。〇〇だったはず。など)になっていないか
- 早口になっていないか など
特に、文末が不明確だと、お客さんが不安になるので、しっかり断言(〇〇です。〇〇ます。)で話すようにしましょう!
さいごに
最初からすべてができる必要はありません。
着実に一歩ずつ前進していきましょうね!
最後まで読んでくださりありがとうございました(*’▽’)