こんにちは、妊活中アラフォー主婦のぴいすけ(@pskdesu)です。
2018年7月頃から、日本では風疹が流行しています。
患者の8割が男性で、特に30〜50代が多いんです。
風疹といえば、妊婦が感染すると赤ちゃんが先天性風しん症候群 (CRS)という障がいを引き起こすことがあるんです。
風疹は非常に感染力が高いため、みんなで妊婦さんやおなかの赤ちゃんを守るために、ぜひ風疹の予防接種を受けてほしい!
ということで、風疹の怖さや、予防接種の方法についてご紹介します。
風疹(ふうしん)とは?症状は?感染経路は?
「風疹ウイルス」が原因となる感染症です。
- 初期症状
→微熱と首のリンパ節の腫れ(特に、耳の後ろや後頭部) - 症状が出るまでの潜伏期間
→2〜3週間。初期症状後、3〜7日程度で発疹がみられます。
ただし、風疹に感染した場合、15〜30%は症状が出ません。
- 患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込む「飛沫感染」
- ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」
風疹って、何が怖いの?
妊娠中に風疹に感染すると赤ちゃんに障害が出る可能性が高まる
妊娠中に風疹にかかるとおなかの赤ちゃんが、目や耳、心臓に障がいが出る「先天性風疹症候群」で生まれる可能性が高まります。
残念ながら、先天性風疹症候群は、それ自体の治療法がありません。
特に妊娠初期に風疹にかかると、高確率で障がいが出ると言われています。
妊娠1か月目の場合は、なんと50%以上の確率になるそうです。
しかし、妊娠1か月目の場合、まだ妊娠に気付いていない可能性が非常に高いんです。
現代では、妊娠中の女性も働きに出る時代です。
家族や職場、友人などに妊婦さんはいませんか?
はたまた、満員電車で隣に立っている女性は妊婦さんかもしれません。
満員電車や会社など、感染する可能性が高い人混みにいくことも多く、周りが感染しないように意識を持つ必要があります。
感染力が強い
風疹の感染力は、インフルエンザよりも強いと言われています。
- インフルエンザ
→1人の患者から免疫のない1〜2人に感染させる可能性あり - 風疹
→1人の患者から免疫のない5〜7人に感染させる可能性あり
特に問題なのは、上にも書いたとおり、感染しても15〜30%の人は症状が出ないんです。
つまり、実は風疹に感染しているのに、気が付かないうちに、多くの人に感染させてしまっている可能性があるんです。
手洗い、うがい、マスクなどでは予防できない
風疹は非常に感染力が高いため、感染を防ぐのは非常に難しい病気です。
手洗い、うがい、マスクなどは、風疹の十分な予防対策とは言われていません。
妊婦は予防接種を受けることができない
一番感染を予防しなければいけないのは、上にも書いたとおり、妊婦さんです。
しかし、妊娠後、風疹の抗体が少ないことが判明しても、妊婦は予防接種を受けることができません。
周りのみんなが感染しないように気を付けることで、妊婦への感染を減らしていく必要があるんです。
風疹の予防接種を受けよう
予防接種は2回打とう
風疹のワクチンは、1回で95%、2回で99%抗体を作ることができると言われています。
確実に抗体を作るためには2回の摂取がベストです。
過去に風疹ワクチンを接種しているか、年代別に一覧になっています。
ぜひ確認してくださいね!
※平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、ワクチンを受ける機会がありました。
上の表で「風疹の免疫がない人が多い世代」と書いてあった場合は、風疹の予防接種を今すぐ検討しましょう!
ちなみに、平成28年度の感染症流行予測調査によると、30代後半から50代の男性の5人に1人、20代から30代前半の男性は10人に1人は風疹の免疫を持っていなかったそうです。
風疹の抗体検査はするべき?
風疹の抗体検査とは、「風疹に対する免疫があるかどうかの検査」のこと。
抗体検査を受けて、十分高い抗体価があることが確認された場合には予防接種を受ける必要がなくなります。
抗体価がある人が再度接種を受けても、特別な副反応がおこるなどの問題はないそうです!
予防接種を行うことで風疹に対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあるので、予防接種を受けてしまいましょう。
風疹の予防接種はどこで受けられるの?費用は?
風疹の予防接種は、最寄りの内科や小児科で受けることができます。
費用は、保険が適用されないため、病院によって異なるようです。
「風疹単独ワクチン」は4,000〜8,000円程度、「麻疹混合ワクチン」は7,000〜12,000円程度です。
麻疹混合ワクチンは、風疹+麻疹(はしか)の混合ワクチンです。
麻疹(はしか)の予防接種も一緒に受けてしまったほうがよいので、ぜひ混合ワクチンを接種しましょう!

自治体の補助が受けられるかも
自治体によっては、風疹の抗体検査や予防接種費用を助成している場合があります。
自治体のホームページを確認してみましょう!
本来は全員が受けるべき予防接種ですが、現在は助成が受けれる人が一部である場合が多いのが実状です…
多いパターンは次のとおり。
- 女性:妊娠を希望している女性
- 男性:妊娠を希望している女性の配偶者
さいごに
以上、風疹の予防接種についてでした。
一人ひとりが感染しないように意識するしかありません。
そして、感染しないようにするには、予防接種を受けるしかないんです!
ぜひ他人事とは思わず、みなさんが予防接種をしてくださいますように…
最後まで読んでくださりありがとうございました(*’▽’)